5月になりました。5月になると市町村から固定資産税と自動車税の納付書が来ます。2種類の税金がまとめてくるのでお財布事情が苦しくなりますね。でもどうせ払うなら少しでもお得にしたいと思いますよね。そこで一度はクレジットカードで税金が払えるんじゃないのか?ポイントが溜まったらお得なのでは?と考えたことがあると思います。
クレジットカードで税金を払うことは出来ます!ただし、メリットだけでなく、いくつか注意点もありますので確認しておきましょう!見落とすとお得どころか損をしてしまう可能性もあります!
本記事の内容
- クレジットカードで払える税金の種類
- 税金をクレジットカードで払うメリットと注意点
- クレジットカードでの決済方法
- まとめ
クレジットカードで払える税金の種類
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平成28年度の税制改正により、今まで難しかった税金のクレジットカード払いが可能になりました。しかし、税金には種類があり、住んでいる地域によっても規制が異なります。
クレジットカード払いができる税金は大きく分けて、国が主体になって徴収する「国税」と県や自治体などに納める「地方税」の2種類があるので以下で詳しく解説します。
クレジットカードで払える国税
クレジットカードで納付できる国税は、以下の通りです。
- 申告所得税
- 法人税(連結納税)
- 地方法人税(連結納税)
- 復興特別法人税(連結納税)
- 消費税
- 贈与税
- 源泉所得税(告知分)
- 自動車重量税(告知分)
- 酒税
- たばこ税
- 登録免許税(告知分)
- 印紙税
など
よく使われるのは「申告所得税」「法人税」「地方法人税」「消費税」あたりです。金額が大きくなるのでポイントが付けばお得になりますね。
クレジットカードで払える地方税
クレジットカード払いに対応している地方税は、以下のようなものがあります。
- 自動車税
- 住民税
- 固定資産税
- 不動産取得税
- 地方消費税
- 都市計画税
など
クレジットカード払いができる地方税は、都道府県によっても異なるため注意が必要です。
まずは、自分が住んでいる自治体の情報を税務署や役場の税務課に問い合わせるかHP等で確認する必要があります。対応していれば、クレジットカード払いの処理を進めていきましょう。
税金をクレジットカードで払うメリットと注意点
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税金をクレジットカードで払うことがわかったところで、クレジットカードで払うメリットと注意点を確認しておきましょう!
税金をクレジットカードで払うメリット
メリット①:クレジットカードのポイントがたまる
クレジットカードで税金を払う最大のメリットはポイントがたまることでしょう!
特に税金の支払いは金額が大きくなるため、金額に応じたポイントは当然大きくなります!税金の支払いのたびにクレジットカードを利用すれば、数千ポイントたまっていることも珍しくありません。たまったポイントは、決済時に利用したり日用品に交換することもできます。
メリット②:いつでもどこでも払うことができる
クレジットカードで税金を支払えば、コンビニや郵便局に行く手間がなくなります。
郵便局や税務署などの窓口で納税する場合には、平日の決められた時間に足を運ぶ必要があります。また、税金の納付書が自宅に届くのが遅いということもあるでしょう。その場合、納付期限までに資金や時間を作るのが難しいかもしれません。
一方で、クレジットカードで支払いは、インターネット環境さえあれば24時間いつでも納付可能です。口座からの引き落としになるため、実際に資金を調達する必要もありません。自分の好きなタイミングに税金の支払いを終わらせることが可能です。
メリット③:分割払いができる
現金払いの場合、分割払いをすることはできません。クレジットカードの場合、種類によっては、リボ払いや分割払いが選べるカードがあります。
経済的に一括払いは厳しいと感じる方にとっては、大きなメリットです。
そもそも支払自体が難しい方は税務署に相談しましょう。分割納付することも出来ます。
メリット④:引き落としまでの猶予がある
税金の引き落としをクレジットカード払いにしておけば、納付日に支払額を持ち合わせていなくても税金を納めることが可能です。
クレジットカードは現金での支払いと異なり、カード会社が利用者の代金を立て替え払いしてくれます。クレジットカードの支払額が請求されるのは、支払いの翌月請求分になります。
多くのクレジットカード会社では、「10日締め翌月15日払い」「月末締め、翌月26、27日払い」としている所が多いです。選択可能なクレカもあればカード会社によって決めれれている場合もあります。
そのため、税金の資金を持ち合わせていない方も余裕を持って準備できるはずです。
税金をクレジットカードで払う際の注意点
税金をクレジットカードで払う際のメリットがあることは分かったと思いますが、いくつか注意点があります。注意点を確認しておかないとせっかくのメリットが無くなってしまう可能性もあります。
注意点①:決済手数料が発生する
クレジットカードで税金を支払う場合、納税額によって決済手数料が発生します。国税クレジットカードお支払いサイトによると、決済手数料は以下の通りです。
納付税額 | 決済手数料(税込) |
---|---|
1円〜1万円 | 83円 |
1万1円〜2万円 | 167円 |
2万1円〜3万円 | 167円 |
3万1円〜4万円 | 334円 |
4万1円〜5万円 | 418円 |
5万円以上の場合も同様に、1万円ごとに決済手数料が加算されます。ただし、上記の手数料は国税の場合に限ります。地方税にかかる手数料は、自治体によっても違いがあるため、事前に確認することをおすすめします。
クレジットカードのポイント還元率が1%以上でないと、ポイント付与よりも決済手数料の方が高くなってしまい、結果として支払金額が多くなってしまうことになります。また、分割払いなどを利用する場合は分割手数料などが掛かるため、決済手数料と合わせるとポイント還元率を上回ってしまう可能性があります。もともと分割で支払うつもりであったのなら手数料を軽減するためにポイント還元をかつようするのはOKですが、ポイント還元で得しようと思っているのであれば、手数料は要注意です!
注意点②:領収書や納税証明書が発行されない
クレジットカードで税金の支払いをする場合、領収書を発行することができません。支払い内容は、クレジットカードの利用明細で確認することができます。
クレジットカードの利用明細ではどこにいくら払ったのかはわかりますが、何の税金を払ったかまでは記載されないケースもありますので、忘れないようにしておきましょう。どうしても紙ベースの領収書が必要な場合は納付書を使って支払う必要があります。ちなみに、納付書を使って支払はクレジットカードはできないので気をつけましょう!
注意点③:ポイント付与対象外・ポイント還元が下がるカードあり
税金の支払いではポイント付与の対象外となる決済方法や還元率が下がるカードもあります。
例えば楽天カードでは税金・公共料金の支払いは500円の利用につき1ポイント付与となり還元率が5分の1に下がります。ですので、税金の支払いには向いていません。
また、PayPayで税金の支払いをしてもポイント付与対象外となるため、決済アプリよりもクレジットカード払いの方がポイントが付きやすくなります。
私も楽天カードで税金を払おうとして、払う前に気付くことができたので良かったですが、知らなかったら決済手数料の方が高くついてしまい損するところでした。あと法人カードだと個人と違うポイント率の場合がありますので、気をつけたいところです。
クレジットカードでの決済方法
メリットと注意点がわかったところで、どうやってクレジットカードで決済するのかを確認しておきましょう。
国税の支払:国税クレジットカードお支払いサイト
クレジットカードで国税を納める場合、まずは「国税クレジットカードお支払いサイト」にアクセスします。国税クレジットカードお支払いサイトは、国税庁長官が指定した納付受託者であるトヨタファイナンス株式会社が運営する国税のクレジットカード納付専用のサイトです。
国税庁長官が指定しているので安心ですね。
実際に払う前に金額を入力することで、決済手数料の試算もできるのでポイントの還元額と決済手数料を比較して得なのかどうかを確認しましょう!
地方税の支払:公共料金の支払いサイトを利用する
クレジットカードで地方税や公共料金を支払いには、「F-REGI公共支払い」を利用しましょう。
納税通知書とクレジットカードを手元にあれば、簡単に支払うことが出来ます。
中には、「F-REGI公共支払い」に対応していない都道府県もあります。
その場合は、各都道府県が設けている独自の支払いサイトを活用してください。クレジットカードの支払いサイトを探す方法としては、インターネット検索で「〇〇市 税金 クレジットカード払い」と入力するだけです。
具体的な支払い方法は、都道府県によっても変わってきます。たとえば、東京都では地方税ポータルシステム「eLTAX」を使った電子納税をおこなっています。
支払い方法は非常にシンプルで、地方税支払いサイトで、eL-QRコードの読み取りをしてください。その後、支払い方法をクレジットカードに指定します。クレジットカードの必要事項を入力して、確認をすれば手続きが完了です。シンプルな操作で手続きできるため、気軽に利用してみましょう。
まとめ
税金の支払いにクレジットカードは使えるのか?という疑問点に対して記事を書きましたが、いかがだったでしょうか?結果としてはクレジットカードで決済すれば、手数料との差額はポイントがお得になるので、利用したいですね。気をつけていただきたいことは、クレジットカードで決済すると猶予がありませんので確実に払える場合にのみ使いましょう!カードの引き落としが出来ないと信用問題になり、融資が受けられなくなったりする可能性もあります。このようなリスクがあることを十分に検討したうえで利用するようにしましょう!
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