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中小企業診断士になるには?資格取得は難しい?独立したら稼げるの?

資格勉強・経営実務

今回が初投稿になります。いろいろと読みづらいかもしれませんが、頑張って書いていますので最後まで読んでもらえると嬉しいです。

 

中小企業診断士って「ビジネスパーソンが新たに取得したい資格1位」と聞くけど、どうして人気なの?取得は難しいの?独立したら稼げるの?

この記事で分かること

  • 中小企業診断士が人気の理由
  • 資格取得の難易度と学習方法
  • 独立したら稼げるか?

中小企業診断士が人気の理由

最初に中小企業診断士という資格が人気の理由を解説したいと思います。

一般的には、「企業の経営に関わる知識を横断的に身につけることができるから」と言われていますが、それだけで人気1位になるでしょうか?

わたし自身中小企業診断士の資格を取得していますが、先ほどのような理由ではありませんでした。わたしの場合は単純に「経営コンサルタントってカッコイイし、取ったら会社で給与アップや昇進につながるかも!」というのが動機でした(笑)

資格取得を目指す全員がこのような動機ではないとは思いますが、通常は次のような理由です。

  • 受験資格が必要ない(誰でも受験できる)
  • 1次試験では科目合格制度がある(一発合格でなくてもよい)
  • 社会人は受験科目の内容が理解しやすい
  • 資格の将来性がある(キャリアアップ・転職に有利)

多くの資格が実務経験等の受験資格や1発合格でなければならないのに対し、中小企業診断士は誰でも受験でき、科目合格制度を利用できるため、勉強時間が確保しにくい社会人にとって資格取得を目指しやすいことが大きいですね。

資格取得の難易度と学習方法

中小企業診断士になるには、1次試験・2次試験に合格後、実務補習を受けるパターン1次試験合格後、中小企業大学校や大学等で実施している養成課程を修了するパターンがあります。

試験概要

1次試験について

1次試験はマークシート形式により行われます。受験科目は「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策」の7科目あり、各科目60点以上取れれば、科目合格となります。

科目合格は永久ではなく、科目合格後、3年間有効です。すべての科目に合格すると1次試験合格となります。1次試験を合格すれば、2年間は1次試験を受けずに2次試験を受けることができます。

2次試験について

2次試験は事例形式による筆記試験です。試験内容は架空の企業が登場し、企業を分析し、設問に○○次以内にまとめて解答する形式です。1次試験で学習した知識をもとに問題文を読み取り、助言する力が試されます。合格ラインは総得点60%以上かつ、1科目でも40%未満が無ければ合格です。

筆記試験に合格すると、口述試験があります。口述試験は面接形式で行われ、筆記試験での事例問題について、いくつか質問され、回答するといったものです。筆記試験で出来が悪かった科目について質問される傾向にあると聞いたことがあります。

ただ、口述試験は合格率が90%を超えている事実から質問に対する回答よりもコミュニケーションや服装などの一般常識が試されていると思います。質問に対して回答しない、面接形式なのにラフな服装で受ける、遅刻するなど明らかに常識外のことがない限り、合格できます。

合格率の推移

年度 1次試験 2次試験 試験合格率
2018 23.5% 18.8% 4.4%
2019 30.2% 18.3% 5.5%
2020 42.5% 18.4% 7.8%
2021 36.4% 18.3% 6.7%
2022 28.9% 18.7% 5.4%

1次試験の合格率は年度によって変動しますが、2次試験は相対的評価のため18%前後で推移しています。試験合格率は1発合格率なので、低いですが実際は2次試験の合格率ぐらいです。

学習方法

学習方法には「独学」、「通信教育」、「通学」の3つの方法があります。

独学

自身で教材などを購入し、勉強するスタイルです。

独学のメリットはとにかく費用が安くて済みます。しかし、デメリットとして市販で販売されている教材では内容が足りない、どの教材がいいのかわからない、モチベーション維持が難しいといったものがあります。

通信講座

資格学校の通信講座を受講し、勉強するスタイルです。

独学に比べ、費用は掛かりますが、質の良い教材と動画による解説講義が理解度を深めてくれます。私も資格学校の通信講座を受講しました。一昔前はDVDが主流でしたが、最近ではスマホでアプリを使っていつでもどこでも講義動画を視聴できるようになっています。デメリットはいかにモチベーションを下げずに勉強できるかという点です。

私の場合は近くに資格の学校がなかったので、通信講座を利用しました。自宅でスマホの専用アプリに講義動画をダウンロードして車の移動中に聞きながら勉強しました。事前にダウンロードできるので、通信料が掛からないのはすごく助かりました。

通学

資格学校に通学し、勉強するスタイルです。

通信講座に比べ、少し費用アップしますが、通信講座の同様のサービスを受けながらも学校に通うことでモチベーションを維持しやすく、勉強仲間を作ることもできます。デメリットとしては、通学に時間が掛かる、地方には近くに資格学校そのものがないといったものがあります。

自分に合ったものを選びましょう!


個人的には、独学で資格合格は無理だと思っています。通信講座か通学で勉強することをお勧めします。

あと、大学卒業できるレベルでなくても合格できます。事実、私は高卒です。また、実務補習の時に中卒という強者にも出会いました。なので、中小企業診断士に興味があるのであれば、目指してみてはいかがでしょうか。

独立したら稼げるか?

資格を取得したら独立して稼げるようになるかといったら、それだけでは稼げません。理由は中小企業診断士には独占業務(資格がないとできない仕事)がないからです。経営コンサルタントとは資格がなくてもできる仕事なのです。しかし、中小企業診断士という資格を持っていることで信頼性はグッと上がります。

さらに最近では、様々な補助金があるため補助金の申請サポートや申請に必要な事業計画書の作成など業務の幅は広がっています。DXやWebマーケティングに関する案件も増加傾向にあります。

中小企業診断士+自身の得意とする専門知識などがあれば、独立して稼げるようになると思います。

詳しい業務の内容や年収はどれくらいなのかは、別の記事で書きたいと思います。

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