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飲食店を経営しています。
これからもっと売上を伸ばしたいので、SNSを使って認知度を上げていきたいと思っています。
最近では「SNSマーケティング」という言葉をよく聞くようになりました。今までのチラシ広告に変わりつつあります。しかし、SNSを活用することに対して事前にやっておくべきことがあります。この手順を間違えてしまうとSNSを活用することで逆に自分の首を絞めてしまう可能性があります。
今回は、SNSを活用することで得られるメリットや注意点を紹介しながら、事前にやっておくべきことを解説していきます。
本記事の内容
- SNSを活用するメリットと注意点
- SNSを活用する前にやっておくべきこと
- まとめ
SNSを活用するメリットと注意点
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まず最初にSNSを活用して集客(マーケティング)するメリットと注意点を解説します。メリットと注意点を理解していないと、やるべきことの意味が理解できません。
SNSを活用するメリット
SNSを活用するメリットは以下のようになります。
- 自分の店舗や会社、商品・サービスを知ってもらえる(認知度が上がる)
- 商品・サービスが売れることで売上が増加する
- 一般的な広告に比べ、コストが掛からない
- SNSは拡散性があるため、多くの人に情報が届きやすい
メリット①:自分の店舗や会社、商品・サービスを知ってもらえる(認知度が上がる)
SNSに店舗の情報や商品・サービスを投稿することによって、不特定多数の人に自分の店舗や会社、商品・サービスを知ってもらうことが出来ます。一般的なチラシ広告でも認知度を上げることは出来ますが、広告の枠が小さかったり、文字数の制限があったりと制約があります。その点、SNSでは多少の制限はありますが紙媒体の広告よりは自由が利きます。また、写真だけでなく動画を投稿できる点も大きなメリットです。
メリット②:商品・サービスが売れることで売上が増加する
SNSで商品・サービスを知ってもらうことで見た人の購買意欲が高まり、商品・サービスの売上が増加します。さらに、商品・サービスに満足した購入者がSNSで発信すると投稿を見た人が商品・サービスを購入するといった効果が期待できます。SNSを活用する最大の目的とメリットともいえます。
メリット③:一般的な広告に比べ、コストが掛からない
一般的な広告はコストが掛かります。屋外看板なら看板設置費用・広告代、新聞の折り込みチラシであればチラシ広告代が掛かってきます。それに対して、SNSでは基本無料で使うことができるため、広告代が掛かりません。事業を始めたばかりの資金力がない事業者にとってはお金が掛からない方がうれしいですね。
メリット④:SNSは拡散性があるため、多くの人に情報が届きやすい
新聞の折り込みチラシや屋外看板の場合、新聞の配達区域や看板がある場所でしか情報を発信できません。その点、SNSはSNSを利用しているすべての人に情報発信することが出来ます。また、SNSのフォロワーが増えてくるとその効果は大きくなっていきます。より多くの人に情報が届けば商品・サービスを購入する可能性が上がります。
SNSを活用する際の注意点
これまではメリットを紹介してきましたが、当然注意点(デメリット)もあります。ここからはSNSを活用する際の注意点(デメリット)を解説します。
- 効果が出るまで時間が掛かる
- 継続するために時間が必要になる
- 炎上する可能性がある
注意点①:効果が出るまで時間が掛かる
SNSは誰でも使うことができるため、利用者がとても多いです。そのため、利用者が多い中で情報発信しても最初の頃は数ある投稿の中の1つとして埋もれていってしまいます。継続して投稿することによって少しずつフォロワーが増えていき、多くの人に情報が届くようになります。フォロワーが増えてくれば多くのメリットがありますが、増えなければメリットの効果も薄れてしまいます。
注意点②:継続するために時間が必要になる
注意点①でも解説したように効果が出るまで時間が掛かります。その効果が出始めるまで投稿し続け継続的に情報発信する必要があります。投稿し情報発信し続けるためには、投稿の内容を考える時間と書く時間が必要になってきます。そのため、SNSに力を入れすぎると本業が疎かになりかねないので注意が必要です。
注意点③:炎上する可能性がある
SNSである程度認知度が高まってきた場合や商品・サービスの提供でお客さまが不満に思ったことをSNSで投稿されてしまうと悪い印象が一気に広まってしまいます。一度悪い印象が付いてしまうとなかなか元には戻らないため、顧客満足度が満たされるような商品・サービスの提供に努めなければなりません。
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SNSを活用する前にやっておくべきこと
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SNSを活用して集客を行う際のメリットと注意点を解説してきました。多くのメリットはありますが注意すべき点もあります。いかにリスクを減らして多くのメリットを受けられるようにしておかなければなりません。
そこで、リスクを回避するための予防策としてSNSを活用する前にやっておくべきことを紹介したいと思います。
一番起きてはいけないこと
SNSを活用するうえで、一番起きてはいけないことはSNSや広告を見て来店したところ、期待外れだったり、サービスが悪かったりで不満に思ったことなどをSNSで拡散されることです。特に影響力のあるインフルエンサーの人だったりすると、そのひと言で売上が一気に減少することも考えられます。
事前にやっておくべきこと
事前にやっておくべきことを5つのステップに分けて考えてみましょう。
- STEP1:自社の強みの把握(商品・サービスの再確認)
- STEP2:ニーズ・機会の把握
- STEP3:事業の方向性の決定
- STEP4:再現性の確認
- STEP5:SNSのフル活用
STEP1:自社の強みの把握(商品・サービスの再確認)
まずは自分の店舗の商品・サービスを見直してみましょう。販売の基本である「誰に何をどうやっていくらで売るのか」を考えてみましょう。よくあることが「自分が売りたい商品をどうやって売るか」と考えていませんか?
自分が売りたい商品・サービスがお客さんの求めているものであれば問題ありませんが、そうでない場合はどれだけ商品・サービスの認知度を上げたところで大した効果は期待できません。
自分の店舗や会社で「これだけは他には負けていない」と言えるものを考えてみましょう。それがあなたの強みです。出来るだけ多くの強みがある方が事業として有利です。
参考記事:中小企業診断士が行う経営診断って何するの?経営診断報告書を解説!
STEP2:ニーズ・機会の把握
商品・サービスの再確認をしたら次はニーズ・機会の把握です。商品・サービスはお客さんが求めているものと自社の商品・サービスがマッチして欲しいと思ったときに購入できるようにしておけば売れます。そのため、ニーズ・機会を調査し、自分が提供する商品・サービスがマッチするように調整する必要があります。
STEP3:事業の方向性の決定
自分が提供する商品・サービスがニーズ・機会とマッチしていることを確認したら事業の方向性が決定します。この段階では試験的に購入ターゲットに対して商品・サービスを提供し、満足しているか確認します。改善点があれば、修正し、出来るだけ満足度を上げていきます。
STEP4:再現性の確認
STEP4では、STEP3で出来上がった商品・サービスの提供が別の場所や別の人で行っても同様の効果が出るのかを確認します。この時に、決められた手順・ルールがある場合にはマニュアルを作成します。基本的にマニュアルに従って行動し、問題ないことを確認します。この段階で上手くいっていれば、もしSNSでの集客で来客が増えても焦らずに対応ができるはずです。
STEP5:SNSのフル活用
ここまでくれば、あとはSNSをフル活用して集客を始めてください!質の良い商品・サービスの提供を行っていれば、顧客満足度が下がることはないでしょう。必要に応じて、人員の追加をする必要がありますがマニュアルがあるため、安心できます。
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まとめ
SNSを活用して集客を行うことはメリットが大きいため、是非取り組んでいただきたいですね。ただ、今回紹介した注意点を確認しながら進めてほしいです。
SNSは諸刃の剣であることを意識して、リスク最小限でやってみましょう!
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