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【2023年10月最新】事業者向け山口県西部・県央部の補助金14選

補助金

補助金って色々なものがあるけど、山口県で使える補助金って何があるの?

市町村によっても違いがあるみたいだけど、自分のところで使えるのは、どれなんだろう??

公募要領はページが多くて、よく分からない。概要だけでも知りたいなぁ。

前回、補助金について助成金・支援金の違いについて解説をしました。

今回は、もう少し掘り下げて、私が住んでいる山口県内の補助金で、事業者が使えるものを市町村別にまとめてみました。

市町村でも多くの補助金・助成金があるため、前編として西部・県央部を紹介していきたいと思います。

業績が伸びている事業者は補助金をうまく活用して、効率の良い経営をしています。

補助金・助成金をうまく活用し、少ない負担で大きな成果を上げていきましょう!

山口県の事業者でない方や国が主体の補助金をお探しの方は、こちらの関連記事を見てください。


本記事の内容

  • 事業者が山口県内で使える補助金の内容と申請要件
  • 市町村別に分けられた補助金リスト
  • 補助金活用のポイントと注意点

事業者向け山口県内の補助金リスト【市町村別】

ここからは、山口県と各市町村で使える補助金・助成金の情報をまとめて、解説していこうと思います。

前提として、山口県が実施している補助金であれば、山口県内の事業者であれば使うことができますが、各市町村の補助金等は法人の本店(個人事業者の場合は住所)がある場所でしか使えません。

そのため、隣の市町村にある補助金を使うことは出来ませんし、隣の市町村に良い補助金があるからといって自分が住んでいる市町村にその補助金があるとは限りません。

山口県が主体の補助金

中小企業蓄電池導入補助事業(補助金)

エネルギー価格の高止まりが懸念される中 、中小企業等が蓄電池の導入により 、電気料金削減を図る取組を支援することが目的の補助金です。

電気代が高くなり、利益を圧迫している事業者におススメの補助金です。蓄電池のみでも申請できますが、太陽光発電とセットにすると補助率が2/3にアップします。

【補助対象者】

(1) 山口県内に事業所を有する中小企業者等であること
(2) 事業収入を得ており、今後も事業継続意思があること
(3) 県内事業所において、蓄電池の導入を行う事業者であること

【申請受付期間・補助率】

2023年08月22日~2023年12月28日 補助率1/2以上 上限2,000万円

詳細リンク:山口県中小企業 蓄電池導入補助金 (yamaguchi-tikudenti.jp)

賃上げ環境整備応援奨励金(助成金)

賃金引上げに併せ柔軟な働き方などの制度の導入等に取り組む事業者を対象に奨励金を支給します。

従業員が働きやすい環境を整備することで、従業員の離職防止や新たな人材確保、労働生産性の向上が期待できます。社会保険労務士の派遣も希望できるのもうれしいですね。

【補助対象者】

県内に事業所を有し、常時雇用する労働者が1名以上の中小企業等

【申請受付期間・助成金額】

令和5年(2023年)12月22日(金曜日)まで 

新たな制度整備:10万円/取組(最大40万円) 賃金引上げ:6万円/人(上限60万円)

詳細リンク:賃上げ環境整備応援奨励金 – 山口県ホームページ (yamaguchi.lg.jp)

サイバーセキュリティ対策促進補助金(補助金)

情報セキュリティ対策に必要な設備導入等の取組を支援することで、中小企業のセキュリティレベル向上することが目的です。

機器設備費(セキュリティ対策に関するものに限る)、委託費、その他事業に必要と認められる経費であれば、なんでもOKです。

【補助対象者】

県内に事業所を有する中小企業者

【申請受付期間・補助率】

令和6年2月末日まで 補助率1/2 上限50万円

詳細リンク:「サイバーセキュリティ対策促進補助金」の募集について | 公益財団法人やまぐち産業振興財団 (yipf.or.jp)

中小企業DX推進補助金「DXツール導入型補助金」(補助金)

デジタル技術を活用した生産性向上や既存ビジネスの変革等を目指した取組を支援することで、中小企業者のデジタル経営転換の促進を図ることを目的にしています。

業務効率化のためにソフトウェアの導入を検討している方におススメですね。

【補助対象者】

県内に事業所を有する中小企業者

【申請受付期間・補助率】

令和6年2月末日まで 補助率1/2 上限50万円

詳細リンク:中小企業DX推進補助金「DXツール導入型補助金」の募集について | 公益財団法人やまぐち産業振興財団 (yipf.or.jp)

下関市が主体の補助金

下関市中小製造業事業者等支援事業(補助金)

『製造業』や物流の中核を担う『倉庫業』を営む中小企業等(個人事業者を含む。)に対し、電力量料金高騰による経営への影響を緩和するとともに、事業の継続を支援する補助金です。

【補助対象者】

県内に事業所を有する中小企業者のうち、「製造業」・「倉庫業」であり、電力供給契約が高圧または特別高圧である事業者

【申請受付期間・補助率】

2023年08月01日~2023年10月31日 電気料金に合わせて 上限100万円

「しものせ木」木材利用促進事業費補助金(補助金)

下関産木材を活用した木工製品の市販化に向けた取り組みに要する経費の一部を補助することにより、事業者による主体的な販路拡大を促進し、下関産木材の活用と販売促進を図ることを目的としている補助金です。

木材を使って指物・家具・建具・彫刻品などを「木工製品」の市販化に向けた事業に要する経費(市場等調査費、専門家謝金、製作に伴う材料費、機器・設備の購入など)が上限100万円までなら全額補助されます。

【補助対象者】

(1) 下関産木材を活用した「木工製品」を制作する事業者

(2) 市内に本店又は主たる事業所を有する事業者

【申請受付期間・補助率】

令和5年10月4日(水曜日)~11月10日(金曜日)

補助対象経費の10/10以内で、1補助対象事業者あたり100万円。

詳細リンク:「しものせ木」木材利用促進事業費補助金の事業者を募集します – 下関市 (shimonoseki.lg.jp)

美祢市が主体の補助金

美祢がんばる企業支援事業補助金(補助金)

地域経済の立て直しを図るためのITの導入、新商品開発、既存事業の設備投資及び販路拡大等の自主的な取組について助長、促進させることを目的とした補助金です。

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金事業、サービス等生産性向上IT導入支援事業、小規模事業者持続化補助金事業、事業再構築補助金事業のいずれかの事業に取り組むことが前提となっています。

これらの補助金を活用して、余った部分に対して補助される仕組みです。

【補助対象者】

(1) 市内で1年以上事業を継続しており、今後も行っていく予定であること

(2) 市税の滞納がないこと

(3) 中小企業・小規模事業者であること

【申請受付期間・補助率】

締切:令和5年12月28日

国・県等の補助金を差し引いた額の額の2/3以内(事業再構築補助金の交付決定を受けた事業者については1/2以内)

補助上限は50万円(事業再構築補助金の交付決定を受けた事業者については200万円)

詳細リンク:美祢がんばる企業支援事業補助金/美祢市ホームページ (mine.lg.jp)

長門市が主体の補助金

省エネ機器等導入支援事業補助金(補助金)

燃油等物価高騰に直面する市内事業者の負担を軽減し、事業継続と経営改善を図るとともに、温室効果ガス削減への取組を促進する補助金です。

省エネ機器導入経費や低燃費タイヤ導入経費が対象となります。現時点で予算が残りわずかとなっているため、ホームページで確認してから申請することをおススメします。

【補助対象者】

市内に本店又は住所を有する中小企業・小規模事業者であり、事業継続の意思があること

【申請受付期間・補助率】

令和5年7月10日(月曜日)~令和6年1月12日(金曜日)17時00分

補助金額:20万円(上限)

補助対象経費(税抜)の1/2(千円未満切捨て)

詳細リンク:【市内事業者向け】省エネ機器等導入支援事業補助金 – 長門市ホームページ (city.nagato.yamaguchi.jp)

長門市創業支援事業費補助金(補助金)

長門市の産業活性化を目指し、市内で創業される方へ、創業に要する経費の一部を補助するものです。

主にこれから創業される方や創業して2年を経過していない方を対象にしているため、創業資金が少ない方や創業後、販路開拓や広告宣伝したい場合に活用できます。

【補助対象者】主な要件(詳細はホームページでご確認ください)

(1) 本市に事業所等を設け、創業する個人又は法人。

(2) 申請日において、創業の日から2年を経過していない方

(3) 認定支援機関の支援を受けて計画書を作成し、実行まで支援を受ける事業であること

(4) 他の補助金の交付を受けていないこと

【申請受付期間・補助率】

2024年02月29日まで

補助金額:開業される方は100~200万円、開業後2・3年目の方は30万円

補助率は1/3~1/2

詳細リンク:長門市で創業される方を支援します!! – 長門市ホームページ (city.nagato.yamaguchi.jp)

宇部市が主体の補助金

宇部市産業人材育成支援補助金(補助金)

産業振興を担う人材の育成を図り、従業員のリスキリングを推進することを目的とした補助金です。

DXに関する専門的な知識・技能の習得と向上を目的とする研修等又は専門的な資格を取得するための研修等に掛かる費用に対して補助されます。

人材育成を考えている場合やデジタル化に向けて教育を検討している場合は活用することをおススメします。

【補助対象者】主な要件(詳細はホームページでご確認ください)

(1) 所有する空き物件で事業を行う者又は所有者若しくは宇部市が出資したまちづくり会社から借り受けて事業を行う者

(2) 3年以上事業を継続する者

(3) 週5日以上かつ午前10時から午後6時までの時間帯に4時間以上の営業を行う者

【申請受付期間・補助率】

第3次募集:令和5年11月1日(水曜日)~令和5年11月30日(木曜日)

補助金額:施工床面積×1㎡当たりの算定基準単価(35,000円)で、上限金額250万円

補助率:補助対象経費の1/2

詳細リンク:宇部市産業人材育成支援補助金|宇部市公式ウェブサイト (city.ube.yamaguchi.jp)

宇部市中心市街地建物リノベーション事業補助金

中心市街地に必要な商業機能などの都市機能に誘導・維持を図り、にぎわいの創出を図るため、空き物件をリノベーション(再生)するための改修費の一部を補助。

中心市街地で事業を始めたい方や事業拡大を計画している方は検討されてはどうでしょうか?

【補助対象者】

(1) 市内に本店又は住所を有する中小企業・小規模事業者であり、事業継続の意思があること

(2) 市税の滞納がないこと

【申請受付期間・補助率】

令和5年12月28日(木曜日)まで

補助金額:5万円(上限)、補助率:補助対象経費の2/3以内

詳細リンク:宇部市中心市街地建物リノベーション事業補助金申請募集|宇部市公式ウェブサイト (city.ube.yamaguchi.jp)

山口市が主体の補助金

地域循環型農業を目指す機械等の導入経費を支援(補助金)

持続可能な農業経営を目指すために導入する機械や機器等の導入経費の一部を支援する補助金です。

農業者限定の補助金です。化学肥料の使用量を低減することができる機械等に使用できます。

【補助対象者】

(1) 農業者であること。

(2) 1戸以上の農業者が組織する生産組織等であること。

(3) その他市長が認める団体であること。

(4) 市内に主たる所在地又は住所を有する者であること

【申請受付期間・補助率】

受付期間の情報がないため、常時受付と思います。

補助金額:法人や団体では補助上限300万円、その他は50万円 補助率:補助対象経費の1/2

詳細リンク:地域循環型農業を目指す機械等の導入経費を支援します – 山口市ウェブサイト (yamaguchi.lg.jp)

山口市新卒者雇用促進助成金(助成金)

新卒者を6箇月以上正規雇用した事業者に対し、助成金を交付します。

令和5年4月1日以降に正規雇用されており、大学(短期大学を除く)またはこちらに準ずる学校を卒業後、1年以内である人を6箇月以上雇用している場合に助成金が支給されます。

令和5年4月1日以降で新卒者が入社しているのなら、要件に該当するかチェックしてみてください。

【補助対象者】主な要件(詳細はホームページでご確認ください)

(1) 雇用保険の適用事業主であること

(2) 正規雇用の日の前日から起算して6箇月前の日から交付の申請をした日までの間に、雇用する常用労働者を事業主の都合により解雇(勧奨退職を含む。)していないこと

【申請受付期間・補助率】

令和5年10月2日(月曜日)~令和6年 2月29日(木曜日)

新卒者を正規雇用した場合、1人につき20万円(1事業者3人を限度)

詳細リンク:「山口市新卒者雇用促進助成金」のお知らせ – 山口市ウェブサイト (yamaguchi.lg.jp)

萩市が主体の補助金

がんばろう萩!農業(漁業)省エネ対策事業(補助金)

燃油価格、資材費の高騰により深刻な影響を受けている農業経営体を対象に、農業(漁業)用機械の省エネ利用のための点検、修理等に要する経費を支援する補助金です。

【補助対象者】

(1) 萩市内に住所を有し、萩市内で農業を営む経営体(個人または法人)

(2) 経営耕地面積が30a以上または令和元年以降に年間農業収入が50万円以上の年がある経営体

(3) 複数の経営体で構成し、規約及び組織名義の金融機関口座を有する任意組織(農機具共同利用組合等)

【申請受付期間・補助率】

令和5年2月1日(水)~令和6年1月31日(水)

対象となる経費の2分の1以内(上限15万円:1経営当たり)

詳細リンク:がんばろう萩!農業省エネ対策事業 – 萩市ホームページ (hagi.lg.jp)

補助金活用のポイントと注意点

山口県と西部・県央部の市町村で実施している補助金・助成金を紹介しました。

補助金・助成金があることを知っているかいないか、活用しているかしていないかで経営に大きく影響を与えます。補助金を活用することで資金に余裕が出来、他のものに使えるようになります。

しかし、常に補助金や助成金があるのか、使えるのかをチェックすることは大変です。さらに、申請には事業計画書を始めとして、多くの書類を準備しなければならないため、知っていても活用できていない事業者はたくさんいます。

ご自身ですべて準備することも出来ますが、申請期間が決まっているため、期限が迫ってくると諦めるか次の機会に見送ったりすることをよく聞きます。

次の機会があるかどうかの保証はありませんので、使いたい補助金があれば、商工会議所等に相談するか中小企業診断士に依頼することをおススメします。

最後に注意点として、やりたい事業があって補助金を活用することを忘れないでください。「補助金があるからこれをやろう!」という考えで補助金がもらえても、結局機械を使わなかったりするケースも聞いたことがあります。

あくまでも、目指すべき方向性があったうえでの補助金・助成金を活用するようにしましょう!

近いうちに東部の補助金の紹介もしたいと思います。

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