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成功する起業家の5つの特徴と考え方は?事前に準備すべきことは何?

資格勉強・経営実務
起業したい人
起業したい人

よおし!会社も辞めて独立して起業するぞ!!

最近は若い人の起業家が多いって聞くし、IT企業の社長とかカッコいいじゃん!

ヒロユキ
ヒロユキ

何も準備せずに起業したら失敗しちゃうよ!

どんな事業を始めるの?誰に提供するの?お金は十分にあるの?

起業したい人
起業したい人

どんな事業で誰にって言われてもなぁ~・・・

具体的にどうするかなんて考えてなかったな・・・

成功するにはどうしたらいいの?

ヒロユキ
ヒロユキ

中小企業診断士として創業支援をしてきた経験から

成功する起業家の特徴と考え方はどういうものなのか?

起業する前に事前に準備すべきことを教えますので、参考にしてください。

本記事の内容

  • 成功する起業家の5つの特徴と考え方は?
  • 起業する前に事前に準備しておくべき5ステップ
  • 創業相談や支援する機関について

成功する起業家の5つの特徴と考え方は?

わたしが考える成功する起業家の特徴は以下の5つだと思います。

  1. 先見の目がある
  2. 行動力、実行力がある
  3. 時間を有効に活用している
  4. 自分に対して厳しくできる
  5. 本質を見極める力がある

成功する起業家の特徴①:先見の目がある

成功する起業家の特徴の1つめは「先見の目がある」です。

何の事業をするにしても「お客さん」がいるため、その「お客さん」に購入またはサービスを提供しなければ、お金は稼げません。当然、お金が稼げなければ、事業を継続する事も自分自身の生活すらできなくなってしまいます。

そのため、「お客さん」が何を求めているか?どんな商品・サービスが選ばれるのか?という「お客さんのニーズ」を先読み又は、敏感に感じ取れる人は成功する起業家の特徴といえます。

起業したい人
起業したい人

流行とか「お客さんのニーズ」とか全然分からないから起業するのは無理かなぁ・・・

ヒロユキ
ヒロユキ

「先見の目」がなかったら成功しないということではありません。

ないものは、他の何かで補えばいいのです。

例えば、最新アイテムが紹介されている雑誌を見たり、同業者との会話や情報交換をしたりすることで、ニーズを感じ取れる感覚が身に付いてきます。

成功する起業家の特徴②:行動力、実行力がある

成功する起業家の特徴の2つめは「行動力、実行力がある」です。

先ほど成功する起業家の特徴の1つとして「先見の目」があると言いましたが、「先見の目」があったとしても、目の前のチャンスに対して行動できなければ、何の意味もありません。

ここでいう「行動力、実行力」には、物事に対する判断力も含まれています。起業した後は、自分ですべて物事を判断し、事業を進めていくことになります。

ただ、何でも早く判断し、実行すればいいわけではなく、程よく「慎重さ」も持ってほしいです。また、効率よく事業を進めていくために、予算や計画表を作成し、余裕を持っておきたいものです。

成功する起業家の特徴③:時間を有効に活用している

成功する起業家の特徴の3つめは「時間を有効に活用している」です。

起業するということは、自分自身で事業を始めて、その事業でお金を稼ぎ、生活していくことになります。起業したいと思っている大半の方は、現状どこかで働いていたりしていて、それを捨てて、起業すると思います。

その場合、急に時間が有り余るようになります。朝起きる時間も働く時間も自分で全て決められます。ただし、サラリーマンと違い、自分がどれだけ働いても、誰かに買ってもらわなければ「収入はゼロ」です。

だからこそ、成功する起業家は、いかに少ない労力で大きな成果を挙げられるかを常に考えています。事業が大きくなってくると、一人で出来る範囲と時間が足りなくなってきます。時間を無駄にせず、有効に活用しようという考えを持ちたいものです。

成功する起業家の特徴④:自分に対して厳しくできる

成功する起業家の特徴の4つめは「自分に対して厳しくできる」です。

先ほどの「時間を有効に活用している」に通じるところもありますが、起業すると基本的に何をするにしても自由です。働きたいときに働いて、休みたいときに休んでも誰も何も言いません(生活していけるかは別として・・・)商品・サービスについても同様です。

自分が用意した商品・サービスが売れなかった原因を考えたときに、「今日は天気が悪かったから仕方ない」と考えるのか「商品・サービスに対して何か問題がある?」と考えるのかによって、その後の事業運営は大きく変わってくることは分かると思います。

「自分に厳しくできる」とは、事業に掛かるすべてのことに責任を持ち、他者のせいにしないこととも言えます。

成功する起業家の特徴⑤:本質を見極める力がある

成功する起業家の特徴の5つめは「本質を見極める力がある」です。

起業当初は、何もかもが初めてのことであって、とても不安に感じます。こういった心境の時に他人から「このサービス利用した方がいいよ」「その事業よりこっちの事業の方が儲かるよ」と言われたら気持ちが揺らぎますよね。

もちろん、本当に使った方がいいサービスや事業なのかもしれません。ただ、よく考えてほしいのは、そのサービスや事業は「自分にとって必要なものなのか」ということです。勧めてくれた人には良かったものが自分にとって必要なものとは限らないからです。

「本質を見極める力」とは「洞察力」とも言えます。

例えば、インターネットで惣菜の市場が増加傾向にあるとした場合に、この原因を予想できますか?

確実な答えはありませんが、確実そうな答えはありますよね?

今回の例であれば、共働きの世帯が増加したのではないか?、少子高齢化で労働人口が減ってきているからではないか?などといったことです。

1つの事象に対して、深く掘り下げることができれば、そこにある潜在的ニーズを見つけることも出来ます。

起業する前に事前に準備しておくべき5ステップ

ここまで、成功する起業家の特徴を紹介してきましたが、すべての起業家がこのような特徴を持っているわけではありません。ただ、起業する前に心構えとして知っておいてほしいです。

ここからは起業する前に準備しておくべきこと5つのステップを紹介します。

  • STEP1:自分の得意分野(強み)を考える
  • STEP2:得意分野(強み)を活かした商品・サービスを考える
  • STEP3:5W2Hで事業(ビジネスモデル)を考える
  • STEP4:事業を行う上で必要なヒト・モノ・カネを計算する
  • STEP5:創業計画書にまとめて、利益・資金に問題ないか確認する

STEP1:自分の得意分野(強み)を考える

新しく事業を始めて稼いでいくには、商品・サービスを誰かに買ってもらう必要があります。

商品・サービスを買ってもらうのであれば、その商品・サービスに対して詳しくないと商品・サービスの良さを伝えることは出来ませんよね?

だからといって、売るために知らない商品・サービスを1から勉強するのは大変です。

自分の得意分野の商品・サービスであれば、1から勉強しなくても商品・サービスの良さや使い方・体験談などを伝えることは難しくないと思います。

ヒロユキ
ヒロユキ

まずは、自分の得意分野は何なのか?を今までの経験や実績をもとに考えてみましょう。

例えば、有名イタリアンレストランで5年働いていた。在籍中に料理人コンテストで入賞した。

イタリアンだけでなく和食も得意などがあります。

自分の得意分野は自分の「強み」でもあるため、事業展開していくための大きな武器になります。

STEP2:得意分野(強み)を活かした商品・サービスを考える

STEP2は、自分の得意分野(強み)からどういった商品・サービスが提供できるのかを考えてみましょう。

先ほどの有名イタリアンレストランで働いていた人の場合だと、「有名イタリアンレストランに負けない高品質な料理とサービスを提供できる」「イタリアン+和食の創作料理を提供できる」などが考えられますね。

提供できる商品・サービスは多いほうがいいので、想像を膨らませながら考えてみましょう。

STEP3:5W2Hで事業(ビジネスモデル)を考える

実はSTEP3が最も重要なところです。STEP1・STEP2で自分の得意分野と提供できる商品・サービスを考えたと思います。

STEP3では、商品・サービスを「どこのだれにどのようにしていくらで提供するのか」を考えます。

これを考える手法として5W2Hを使っていきます。

  • Why(なぜ)・・・顧客ニーズの根拠や提供する目的など
  • When(いつ)・・・その場で提供するのか、予約制、指定日に商品発送など
  • Where(どこで)・・・店舗を構えるのか、お客さんへ出向くのか、無店舗経営など
  • Who(だれに)・・・誰に向けて提供するのか(富裕層、若年層、家族連れなど)
  • What(何を)・・・どの商品・サービスを提供するのか
  • How(どのように)・・・SNSやHPで広告宣伝する、商品配達、ネット販売など
  • How Much(いくらで)・・・商品・サービスに見合った価格か

この手法を使えば、どんな風に事業が始まるのか想像できるようになると思います。

STEP4:事業を行う上で必要なヒト・モノ・カネを計算する

STEP3でビジネスモデルが出来上がってきたかと思います。STEP4ではビジネスモデルを現実的に行うとしたら何にどのくらいの費用が掛かるのかを計算する必要があります。

ヒト:従業員は必要か?必要なら人数と1人当たりの給与はいくらか?

モノ:店舗は借りるのか、購入するのか、改修工事は必要か、備品はどれくらい必要か、これらの費用はどれくらい必要なのか?

カネ:自己資金で出せる金額はいくらか、足りない部分はどうするのか?(銀行などから借り入れるのか、協力者(親族など)から援助してもらう)

出来るだけ、現実的な情報をもとに計算しておく必要があります。

STEP5:創業計画書にまとめて、利益・資金に問題ないか確認する

STEP5では、今までの情報をまとめて創業計画書を作成します。

創業計画書には今までの情報に加えて、1年目、2年目、3年目の目標となる売上高を設定します。目標売上高を設定することで、1年目の利益額、2年目の利益額、3年目の利益額が分かります。そして、準備できる資金で、お金が足りるのかも判断できます。

創業計画書を作成し、利益は十分か、資金は足りているかを確認しましょう。資金が足りていない場合は計画上は銀行等に借りた体で作成し、銀行等に持ち込んで交渉しましょう。

創業相談や支援する機関について

ここまで、成功する起業家の特徴はどのようなものがあるか、起業するために必要な準備は何か、を解説してきました。起業すること自体は簡単なことですが、続けていくことは簡単ではありません。事前に準備をして計画を作成しておくことが重要です。

とはいっても、1人で創業計画書を作成するのは大変な作業になります。

下記に創業相談や創業支援を行っている機関等を紹介しておきますので、活用してください。基本的には相談料は無料です。

  • 各地の商工会・商工会議所
  • よろず支援拠点
  • 日本政策金融公庫
  • 士業の専門家(税理士・社会保険労務士・中小企業診断士など)

一応、わたしも中小企業診断士ですので、相談していただいてもOKですよ。

お問い合わせフォームホームページからお問い合わせください。

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